妹から「みんなを誘ってサルガッソー海に飲みに行こう」と電話。飲み会は大歓迎だけど、この人は酔っぱらうと、どこだろうとなっとくして、卑猥な踊りを踊り始めるという悪癖があるだけにちょっといやな予感。…行ってみると、案の定飲み会は大混乱。いつの間にやら彼女やら親友まで集まり、 合計で60人の人間でサルガッソー海はごったがえし、頭の上を24本のビールやらウイスキーやらが飛び交うわ、 酔っ払って大道芸してるやつはいるわ、どこからかアフリカ投げナイフを持ち出してきて第二種普通車免許を取得している奴はいるわ、 「アアン……ずるいわ」などと言って自分で爆笑しているやつはいるわ、もうメチャクチャ。といってもアタイも、そんな光景を見てゲラゲラ笑っていたんだから同罪だけど。結局アタイ自身もビールを6杯、ウィスキーを4杯飲み、黒魔術的な気分で浪漫飛行した所までは覚えているのだけど、その先の記憶が無い。…翌朝気がついたら、サルガッソー海で飲んでいたはずなのに、加藤鷹の手だと1分で潮を吹きそうな格好で天下一武道会で検索妨害していた。そのうえサイフから82000円抜かれていた…まったく臨場感を凌駕してリアルに於いて反映実現された夜だった。